車の評価額、その算出方法とは

車を売るのなら、なるべく高く買い取ってほしいものです。しかし自分の車の価値が分からなければ、交渉時に不利になり安い値段がつけられてしまう恐れがあります。

そこで高く買い取ってもらうためにも、査定士がどうやって車の評価額を算出しているのか把握しておきましょう。

査定の流れ

車がどういう流れで査定されるかは、「査定士や業者による」としか答えようがありません。車を査定する流れが査定士によって変わるのなら、買取価格に差が出るのも当然と言えるでしょう。

また査定士の好み・買取店の動向によって、価格が変わることもあります。そこで中古自動車査定制度を運用し、査定士認定をおこなう一般社団法人 日本自動車検査協会が行っている査定の流れをご紹介します。査定士資格を持っていない業者も基本的な流れはこちらを元に行っていますので、車を売却する際のチェック項目としてもご参考にしてください。

まずは車の周りを一周し、ナンバープレートや全体の印象を確認します。

車全体を見終わったら、運転席や室内を見回して車内の状態をチェックします。この時に走行距離や装備品もチェックされます。

車内のチェックが終われば、エンジンルームです。車体番号・ネームプレートの確認・修理歴や、部品交換跡があるかどうかを確認します。

そして車体前部・側面・後部・ルーフを見て、価格をはじき出します。

買取価格をオーナーに提示し、納得すれば契約となります。ただ交渉すれば、買取価格を上げてくれる可能性はあります。

中古車の査定基準

では中古車は、どういう基準で査定されるのでしょうか。

車体の状態

想像つきやすい部分と言えば、車体の状態でしょう。綺麗になればなるほど買取価格は上がり、傷や汚れが目立つと買取価格は下がります

しかし新車の状態を維持したまま、車を走らせるのは実質不可能です。超がつくほど安全運転で制限速度よりも遅いスピードで走っていたとしても、何らかの形で車に傷はつきます。

でも多少の傷ぐらいであれば、査定額に響くことはありません。買取店側も車を使えば車体に傷がつくことは、重々承知しています。ただし大きな凹みや目に見えて目立つ傷がついていれば、買取価格は下がります。例え修理をしていても後でかならずバレるので、修理をしないままの状態で査定に出すことをおすすめします。

走行距離

そしてもちろん、走行距離も査定基準に含まれています。1年で1万kmを基準とし、1万kmよりも距離が長ければマイナス・距離が短ければプラスとなります。

では車を走らせずガレージに保管したままにすれば高値で売れるかと問われると、答えは「NO」です。

車はある程度走らせておかなければ、劣化してしまいます。例え走行距離が1,000kmを切っていたとしても、劣化状態が確認されると査定額は下がってしまいます。車の状態を保つために必要となる走行距離が、1年で1万kmになるという訳です。

ボディーカラー

意外な査定基準ならば、ボディカラーも含まれています。同じ車種・同じ状態の車であっても、ボディカラーが違うだけで査定額は十万円単位で変わることもあるのです。

高価買取がつきやすいとされているカラーは、白・黒・パールです。流行に左右されにくく、中古車として売り出しても高値で売れる可能性はあります。白・黒・パール以外でも、車種別での人気カラーも高値が付きやすくなっています。

例えば日産GTーRですと以外にオレンジが1番人気でありますし、ユーノスロードスターでもレッドが人気です。

しかしボディーカラーの違いで買取価格が違うと言ってもせいぜい、数十万円なもの。であればご自身の好きなカラーの車を第一希望に考えて車選びをした方が良いと私は思いますが、みなさんはどうでしょうか。

その他

他にも車内で喫煙があったかどうか・事故歴や修復歴はあるかどうか・内装や装備品は揃っているかどうかなど、1つ1つ挙げるときりがありません。査定士は事細かい部分までチェックして、価格を割り出します。

査定金額の算出方法

車の査定金額は、ベースとなる基本価格から加減点を加えて算出されます。では基本価格はどういう形で割り出されるのか、加減点についても取り上げます。

基本価格とは

車の基準価格は、相場基準を元に弾き出されます。

車買取業者には、赤本なるものが存在しています。「赤本」と聞くと真っ先に思い浮かぶのが、受験本でしょう。学生時代にお世話になった方も、多いとおもいます。でも買取業者が持つ赤本は、当然ながら受験とは一切関係ありません。

車買取業者が持っている赤本とは、車の取引相場が掲載されています。ただ実際に赤本として存在している訳ではなく、あくまでもデータの総称として「赤本」と呼ばれています。また赤本にも定期的に刊行されているものだけでなく、電子データとして取り扱われているものもあるそうです。

有限会社オードガイドが発行しているレッドブック。通称:赤本
ちなみに赤本を元にして基準価格を決めているのは、新車ディーラーや、大手中古車販売店などです。加減点方が採用されている店であれば、赤本を元に査定を行っていると見て間違いはないでしょう。また自動車業界に限らず、損保業界や官公庁も基本価格をこの赤本を元に算出しており裁判資料としても採用されています。

国内外全車種の車種別、グレード別に新車価格と中古車の小売価格・下取価格・卸売価格の4つの金額が確認できます。

ただ車の基準価格は、正直な所、店によって変わります。中小の中古車販売店ならば、オークション相場を元にして基準価格を設定します。中には業者のノウハウで生み出されたデータベースで、基準価格を決めている所もあります。買取業者によって基準価格そのものが変わるとなると、当然査定額も変わります。

加減点

加減点とは日本自動車査定協会が推奨している、査定方法です。チェックシートを片手に、車体に大きな傷があれば10点減点・車検が1年残り自賠責保険も残っていれば10点加点と、それぞれの項目に点数をつけます。そして点数を合計して、最終的な査定額を割り出します。

でも加減点方を採用している店は、協会が推奨している方法を素直に従っている訳ではありません。加減点はあくまでも加減点として置いておき、最終的には業者の判断基準に委ねられています。だから全て加点されており高い合計点を得たとしても、業者が求めている車でなければ安くなってしまう恐れがあるということです。

「加減点方は協会が推奨しているのでは」という声もあるでしょうが、あくまでも“推奨”です。「車の査定を行う時は、必ず加減点方を用いて査定をしなさい」と、厳格に決められている訳ではないのです。むしろ加減点をそのまま採用している業者は、ごく一部です。その販売店独自の事情を加味した点を採用しているところが多いですが、チェック項目はほぼ同じです。

だから大きな傷があるからと、必ずしも大きくマイナスがつけられとは限りません。加減点方を採用していない業者に持っていくと、意外な高値で買い取ってくれる可能性はあります。

査定基準の標準状態と項目は、こちらのページでご紹介しておりますのでチェックして下さい。

車の査定額はどうやって弾き出されるのか? 車を査定する前に傷を修理した方が良いのかどうかを探る前に、どういう形で車を査定しているのかについ...

車査定で加減されるチェックポイント

装備品 ・エアコン・ミッション・パワーステアリング・パワーウインド・ABS・サンルーフ・オートスライドドア・パワーバックドア・革シート・エアバッグ・ナビゲーションシステム・オーディオ・フルスポイラー
その他装備品

車両本体 ・外装 ・内装 ・ガラス ・ミラー・メッキ・モール類・小部品 ・エンジン ・足回り ・電装

商品価値 ・タイヤ(スタッドレスタイヤを除く)・アルミホイール・外板価値減点・修復歴減点・特殊形状車両減価・特殊損傷減価・商品価値加減点・車検残加点・自賠責残加点・走行キロ・ボディカラー

査定金額

基準価格に加減点をくわえて弾き出されるのが、査定額です。査定額はわざわざ業者に持ち込まずとも、一括買取査定などで知ることできます。では一括買取査定で例えば50万円と出たら、必ず50万円で買い取ってくれるのでしょうか。答えはズバリ「NO」です。

そもそも一括買取査定で分かる範囲と言えば、車種と年式ぐらいです。車種と年式だけで査定額が分かれば、査定士は必要ありません。車の外装に傷があるかどうか・内装は汚れていないかどうかなどを厳しい目でチェックして、最終的な査定額を割り出します。

しかし業者によっては、多少のスパイスがかかることもあります。どういう中古車を欲しているかは、業者毎に変わります。例えばA中古車販売店では、軽自動車が売れに売れて在庫不足になっていたとしましょう。

お客さんからの問い合わせも多く、一刻も早く在庫を確保しなければならない状態だとします。その最中に軽自動車を売りに出せば、待ってましたとばかりに大歓迎は間違いなしです。もし安値をつけてしまうと、念願の軽自動車を逃してしまいます。その結果点数が安くなっても、“スパイス”により高値で買い取ってもらえる可能性はあります。

さらに店舗事情により変化する査定金額

中古車販売屋や買取業者は車の仕入れ金額以外にも様々な経費が発せし、販売価格に組み込まれます。それでは車両金額以外にどの様な経費が考慮されるのか見ていきましょう。

販売店の経費

30万円で売却した車が100万円で販売されるのを見ると、「ぼったくりだ」とおもわれるでしょう。100万円で売るのなら、せめて50万円で買い取ってほしい所です。でも30万円で買い取った車を100万円で販売するには、理由があります。車を1つ買い取るだけで想像以上の経費がかかるからです。

まずは人件費です。中古車販売店を営むには、中古車販売スタッフ・整備士・事務員がどうしても必要です。大手となると、常時10人前後のスタッフが常駐しています。彼等に支払う給料は、中古車を売って得た利益などから支払われます。

また店を構えるには、それなりの場所であるのが絶対条件です。車を売るには、人通りが多い所で商売しなければいけません。また買い取った車を売るには、広いスペースが必要です。人通りが多ければ多いほど、スペースが広ければ広いほどかかるのが賃料です。更に私有地になると、税金もかかります。車1つ展示するだけでも、意外とお金がかかるのです。

さらに車の整備にも、お金がかかります。「良い買取業者」と聞くと、高値で車を買い取ってくれる所です。

でも本当に良い買取業者は、中古車を最高の状態にしてお客さんに提供する業者でしょう。整備には物凄くお金がかかってしまいますが、必要経費なのです。

業者によって販路は違う

業者に売った車は、基本的に中古車としてオークションに売り出されます。オークションはネットオークションのように、一般の人が参加できるものではなく、中古車を扱う業者専門のカーオークションです。カーオークションは毎週日本各地で開催され、年間で30万台~40万台取引されています。

人気車種や新車に近い状態の車であれば、独自の販路で売りに出す所もあります。業者専門のオークションには出品料等がかかりますが、独自で販売するので経費はほとんどかかりません。人気車種や新車に近い状態の車を売り出す際には、独自の販売網をもっている業者に売れば、さらなる高値が期待できます。

ただ売られる車の中には、スクラップ同然のものがあるのも事実です。スクラップ同然の車であっても、海外に販路を持っている業者ならば高く買い取ってくれる可能性はあります。現に外国へ行けば、日本ではほとんど見かけなくなった日本車種が一般道を普通に走っているのを見かけます。

車種別得意な販路

車種別によっても、得意な販路は違います。

軽自動車などの人気車種は状態にもよりますが、大手中古車販売店に売りに出せばかなり高値で売れる確率はあります。たださらなる高値を希望しているのなら、販売店独自の販売網を持っている所がおすすめです。

買い取った中古車はオークションに出され、他の業者へ行き渡ることになります。でも販売店独自に販売網を持っているところであれば、わざわざオークションに出すことはありません。オークション出品にかかる費用もかからず、販売店側に大きな負担がのしかかることもないのです。軽自動車などの人気車種が得意としている販路は、販売店独自の販路です。

輸入車も、独自の販売網も兼ね備えている業者が得意です。ただし独自の販売網は販売網でも、輸入車だけに特化した所の方が強いです。他の業者の場合、輸入車を取り扱っている所もありますがほとんどは国産車専門です。仮に輸入車を取り扱っていたとしても、ベンツなどの超メジャー級の輸入車のみです。

誰も名前すらも知らないようなマイナーな車となると、買い取ってくれる可能性は限りなくゼロに近いです。でも輸入車を専門に取り扱っている業者ならば、マイナーな輸入車も買い取ってくれるでしょう。

不人気車種の場合、海外に販売網を持っている業者に売れば高値で買い取ってくれます。不人気車種だけでなく、事故車も海外に販売網を持っている業者は得意です。

世界的に日本車の人気は非常に高く、国によっては日本で見向きもされない車が大人気となっています。ネパールでは、会社名がそのまま記された車が普通に一般道を走っています。会社名が記された車を大喜びで買い取ってくれる業者は皆無に等しいですが、国によっては「明らかに日本車と分かるから」となぜか人気があります。

この様に今では、中古車業界も専門分野に特化した独自の販売網を築く傾向が益々強くなっていくと同時に中間業者を通さずマージンを低く抑えて車の買取、販売までを一元化する業者も増えてきています。

ゆえにこれから車を売却する方は上記の販売経路にも目を向けて売却業者を選定すると、思わぬ高額査定で引き取られる場合があります。

その点、Goo買取でしたら、査定してもらう車種の買取強化をしている店舗が表示されますので、より高額提示が望める買取強化店を選ぶことができます。こちらのページでGoo買取の口コミも紹介していますので、ご覧下さい。

Goo買取
「カーと言えばグー!」で知っている方はいると思います。あの大型中古車総合サイトとして有名なGoo.netです。中古車の登録数も国内で29万台以上を登録しています。

店舗検索なども凄く簡単で、PC、スマホからグー買取にアクセスしてもらい、都道府県、メーカー、車種名を選択するだけで買取店舗がすぐ探せます。

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まとめ

車の査定額は、査定する業者によって大きく変わります。基本的に査定額は車の状態で判断されますが、店の事情で買取価格が決まる場合もあります。

1円でも多く車を買い取ってもらうためにも、多くの業者に見積もりを依頼して、1番高い値段をつけた所に買い取ってもらいましょう。

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