年式と走行距離が査定に与える影響

年式と走行距離が車の買取査定に影響が出るのは、何となく相続はついているかとおもいます。でもどれぐらいの影響が出るかについては、あまり知られていません。
そこで、年式と走行距離が買取査定にどれだけ影響が出ているのか、調査してみました。

年式が査定へ与える影響

年式が古くなればなるほど、買取査定額が下がるのはご存知の方も多いでしょう。ではなぜ年式が古くなればなるほど、買取査定額は下がってしまうのでしょうか?

まず車は消耗品で、使えば使うほどボロは出ます。例えば1年前の年式の車と10年前の年式の車を比べた場合、ボロが出ているのは10年前の年式の車です。

1年前の年式の車だと余程の大事故に見舞われない限り、ボロが出ることはほとんどありません。ですので古いクルマほど経年劣化部品の交換や修理に費用がかかります。

また新しい車が次々と発表されており、性能も驚くほど向上しているのも大きいでしょう。車の性能は年々高まっており、かつてはSF世界だけの機能だったものが現実になっています。例えば自動ブレーキシステムが搭載された車が、2台あるとしましょう。1つは2010年式、もう1つは2015年式の車です。

自動ブレーキシステムの性能だけで言えば、軍配があがるのは2015年式の車です。最新鋭の自動ブレーキシステムが搭載されていると、安全も補償されます。中古車で売りに出せば多少高い値がついていても、すぐに売れるでしょう。業者の利益につながる車の買取査定は、高く付きやすくなっています。

年式からみた減額率

では年式は買取査定額に、どう影響を及ぼすのでしょうか。車は1年毎に30%づつ下がっていくといいます。確実な数字を出すのは難しいものの例えば新車価格100万としますと。

1年落ちで100万の30%減で70万
2年落ちで70万の30%減で49万
3年落ちで49万の30%減で34.3万
4年落ちで34.3万の30%減で24万
5年落ちで24万の30%減で16.8万
この様な金額で価値は下落していきます。
率で確認してみると
1年落ちで、20%~30%
3年落ちで、40%~60%
5年落ちで、60%~80%のマイナスになり10年落ちでその車両価値はほぼゼロとなります。

しかし、車両価値はゼロであっても人気車種であったり、走行距離、車検の有無、車両の状態で加点査定されますので、ゼロ査定で買い取られることはほぼ、ありえませんので諦めないでくださいね。

年式と走行距離からみた査定基準

車の査定額は、年式だけが全てではありません。年式と走行距離・車の状態など、全てトータルして判断されます。ただ年式と走行距離が、査定額に大きく響くのは事実です。現にJAAI(日本自動車査定協会)では、年式と走行距離によって加点減点の基準が定められています。

JAAIとは・・・適正査定の浸透を目指して設立された一般財団法人日本自動車査定協会のことで、中古車価格の適正な査定が行われるよう査定士の育成や査定価格の算出額の基準を設定しており、これを元に各販売店が独自に買取、販売価格を決定しているのです。

ではJAAIの年式と走行距離の加減点の基準を見ていきましょう。

【特C・B・A・Ⅰクラスの走行距離と年式の加減率】

1年落ち 2年落ち 3年落ち 4年落ち 5年落ち 6年落ち 7年落ち 8年落ち 9年落ち 10年落ち
経過月 4 8 12 16 20 24 28 32 36 40 44 48 54 60 66 72 78 84 90 96 102 108 114 120
2万キロ -7 -6 -5 -3 0 0 0 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
4万キロ -21 -20 -19 -17 -16 -15 -14 -13 -12 -8 -7 -3 -2 0 0 0 0 3 4 5 6 7 8 9

JAAIでは5年目までは4ヶ月ごと、6年目以降は6ヶ月ごとの走行距離に加減率を細かく設定しています。例えば3000cc以上の、特Cクラス・Bクラスの車で2万キロの走行している車の場合、年式によってどのくらい変わるのか見てみましょう。

特C・B・A・Ⅰとは・・・このクラスに属する車種は高級車のセルシオやNSX、GT-R等各メーカーのフラッグシップカーになります。

他に乗用車ですと「Ⅱ・Ⅲクラス」「Ⅳ・軽クラス」とカテゴリ分けされ加減率を設定しています。

クラスは排気量を元にカテゴリ分け、されています。
3000cc以上・・・特C・B・A
2000cc~3000cc・・・Iクラス
1800cc~3000cc・・・Ⅱクラス
1500cc~2000cc・・・Ⅲクラス
1000cc~1800cc・・・Ⅳクラス
軽自動車・・・軽クラス

計算式は (車両基本価格)×(加減率)で距離による査定基準が算出されます。基本価格が200万円で1年落ちで走行距離2万キロの場合、500万円×-0.05%=25万円となります。加減率がマイナスですので25万円が査定から引かれるということになります。

ということは1年経過した車で2万キロは走りすぎ、過走行車とみなされて減点されます。

では2年で4万キロ走行したときはどの位、減額されるかというと、上記表の黄色の箇所のように加減率が-19ですので、500万円×-0.19%=95万円。95万円もの減額となります。

2万キロと4万キロを年式で比較しましたが、それぞれ加減率がゼロになる期間があります。

2万キロでは20ヶ月~28ヶ月。
4万キロでは60ヶ月~72ヶ月。

これを確認すると、年間走行距離1万キロが標準走行距離となり、加減率ゼロとなり、この期間を経過するとそれぞれプラス査定となります。いかに走行距離と年式が査定に影響を受けるかが、はっきりと分かりますね。

年間走行距離1万キロ

この数字が標準走行基準だということを覚えておくといいでしょう。

また6万キロの走行距離も一つの目安です。6万キロを超える走行車両は走行距離によるプラス査定がつきません。7年半落ち90ヶ月が経過の車両はゼロ査定ですが90ヶ月以内の車両はすべてマイナス査定になります。

6万キロ、90ヶ月

車を高く買い取ってもらうには、上記の数字も考慮して売却を検討してくださいね。これらの車両は増額すら見込まれませんので、車を売る際には、なるべく早く行動した方がよさそうです。

今回は特Cクラス・Bクラスの加減率をご覧いただきましたが、車両クラスによりカテゴリ分けされており加減率も変化してきます。特に軽自動車になりますと加減率が大きくなりますので、走行距離により査定への影響が大きくなります。ご自身のお車の加減率を調べるときはJAAIのホームページで確認することができます。

こちらが軽自動車の加減率になります。特Cクラスと比べると年式が新しいほど減額率が高くなっているのがわかります。
【Ⅳ・軽クラスの走行距離と年式の加減率】

1年落ち 2年落ち 3年落ち 4年落ち 5年落ち 6年落ち 7年落ち 8年落ち 9年落ち 10年落ち
経過月 4 8 12 16 20 24 28 32 36 40 44 48 54 60 66 72 78 84 90 96 102 108 114 120
2万キロ -11 -10 -8 -6 -4 0 0 0 0 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 17
4万キロ -23 -22 -20 -18 -16 -14 -13 -11 -10 -8 -7 -5 -4 0 0 0 0 3 4 5 6 7 8 9

年式が切り替わる時期

年式が切り替わる時期は、1月1日です。もし車を売るのなら、年式が古くなる1月1日より前に売った方が高くつきます。年式はその車が初度登録された年を示します。車検証に記されている筈なので、確認してみて下さい。

また新車保証書・中古車保証書からでも、年式を確認することができます。さらにシートベルトの付け根にあるタグからも、車の年式が分かります。例えばタグに「2018」と記されていたら、年式は2018年です。

ただし気をつけておきたいのは、初度登録はあくまでも「陸運局に車を初めて登録した年」です。車を製造した年とは別です。例えば初度登録が「平成30年」になっていた場合、その車が平成30年に製造されたとは限りません。

もし手に入れたのが平成30年1月であれば、平成29年に製造されている可能性はあります。でも例え平成29年に製造された車であっても、初度登録が平成30年になっていれば年式は平成30年のままです。

製造年が平成29年で初度登録された年が平成30年の場合、平成31年1月1日になると「1年落ち」の車になります。初度登録も製造年も平成29年ならば、平成31年1月1日になると「2年落ち」の車です。

年式が1年古くなると、中古車販売価格は下がり“買い時”とも言われます。つまり見方を換えれば車の買取価格も、同時に下がることになります。

売却時期からみた、車が高く売れる時期をこちらのページでご紹介していますので併せてご覧ください。

車の買取価格は基本的に、日が経つにつれて価格は下がります。車の買取価格を決める要因となるのが、車の状態であるのは言うまでもありません。でも実...

日本の走行距離重視と海外事情


車を査定する際、年式と同様に重視しているのが走行距離です。走行距離は、車の寿命を示すバロメーターだからです。

どんなにピカピカの車であっても、乗り続ければボロは出ます。ボロが出ると寿命が尽きるのも早くなり、中古車としての価値もなくなります。だからこそ業者は査定の際に、走行距離を重視しているのです。

走行距離が長くなればなるほど査定額は低くなり、走行距離が短くなれなるほど査定額は高くなります。

上記のJAAIの加減率でもご紹介しましたが、走行距離の「短い」「長い」を判断する基準は、1万kmです。

1年の走行距離が1万kmよりも多ければ「長い」、少なければ「短い」と判断します。

5年使っていて走行距離が3万kmであれば「短い」、
10万kmであれば「長い」と判断されます。

では走行距離が短ければ短いほど車が高く売れるのかと問われると、答えは「NO」です。

車を動かさないままでいるとゴムが劣化しやすくなり、サビも発生する恐れが出て来ます。一度サビが発生すると取り除くことができず、状態が酷い場合は交換しなければいけません。車はある程度動かさなければ、ベストな状態を保つことができないのです。車をベストな状態にできる走行距離こそが、1年で1万kmです。

ただ今は、車の性能も良くなっています。1年で1万km以上走っても、良い状態を保つことができるようになりました。走行距離が多少長くなっても、車の状態によっては高く売れる場合があります。あくまでも、参考程度として留めておいて下さい。

なお買取の際に走行距離を重要視しているのは、日本だけです。海外は「走行距離なにそれ?」状態であり、どんなに走行距離が多くなっても気にしません。「気にしない」というよりも、「気にしていられない」と言った方が正しいでしょう。

海外の走行距離に対する考え方

日本は、世界トップクラスの鉄道網を誇っています。余程の僻地ではない限り、鉄道を利用すれば行けない所はありません。一方海外では、日本ほど鉄道は発達していません。

移動手段はもっぱら車で、車がなければ生きてはいけないほどです。少しショッピングをするだけでも車・友達の家にあそびに行く時も車です。日常的に車を使うとなると、走行距離も自然と長くなるものです。

海外で車を使用すると、1年に1万kmでは済まされず、3万・5万kmは当たり前です。日本では10万kmを超えると車の寿命と捉える方が多いですが、海外では10万kmどころか20万km走っても気にしません

実際にアメリカでは走行距離10万kmで、中古車として販売されています。ちなみにマツダCX3-SPORTで、値段は日本円に換算すると65万円でした。高いか安いかについては、各々の判断にお任せします。

走行距離が長い車を利用したらあまり使えないのではとおもわれるかもしれませんが、全然使えます。海外の道路は日本とは比べ物にならないほど広く、車を走らせるには絶好の環境です。海外で走行距離3万kmと日本で走行距離1万kmの車の状態を比べた場合、海外で走行距離3万kmの車の方が良いです。

「走行距離が多い=車の状態が悪い」という公式は、海外では全く成り立ちません。

走行距離が査定に与える影響

買取査定において走行距離は、影響は大きいです。簡潔に述べると走行距離が長くなればなるほど安くなり、短くなればなるほど査定額は高くなります。

走行距離の長さを判断されるのが、1年で1万kmより多いか少ないかです。例えば、走行距離が5万kmの車があったとしましょう。5年で5万km以下であれば、走行距離は「少ない」と判断されます。しかし同じ5万kmでも、3年で5万kmであれば走行距離は「多い」と判断されます。

肝心の金額差は業者にもよりますが、1万kmあたり5万円~10万円は影響出ると見て良いです。同じ年式・同じ車種・色・グレードも何もかも同じ車であっても、走行距離が2万kmと3万kmであれば査定額は5万円~10万円の差が出て来ます。

走行距離で注意したい基準

査定基準と言うよりも査定“ポイント”と言った方が正しいかもしれませんが、上記でご紹介したJAAIの減額率の表でもご紹介したように、抑えておきたいのが6万kmです。6万kmを下回っていると高価買取価格がつきやすく、6万kmを超えると買取価格は大きく下がります。

しかし最近の車は耐久性が高くなり、少し乱暴に扱ったぐらいでは故障することもありません。一昔前の車であれば6万kmの基準は注意した方が良いですが、最近の車であれば気にする必要もないでしょう。状態が良ければ10万kmでも、高値で買い取ってもらえる確率はあります。

例えばトヨタプリウスの場合、走行距離が15万kmとなると買取価格は20万円前後になります。でも中には同じ15万kmでも、40万円で買取した業者もあります。走行距離10万kmのラインは、車の寿命がつきかけていると判断され、高価買取は難しくなります。でも実際の査定は走行距離だけでなく、車のありとあらゆる部分をしっかり査定した上で判断されます。

走行距離が長くなっているという理由だけで買取を躊躇するのは、大きな間違いです。走行距離が長くても短くても、「車を売りたい」とおもっているのなら売るべきです。

過走行車や高年式車でも高く売れる

過走行車(走行距離が長い車)や高年式車(年式が古い車)につく査定額は、どうしても安くなります。しかし業者によっては過走行車でも高年式車でも、大喜びで高く買い取ってくれます。

高く買い取ってくれる理由は、販売ルートです。海外に販売ルートを持っている業者であれば、過走行車でも高年式車でも高く買い取ってくれる可能性はあります。

日本では走行距離10万kmがリミットとなっていますが、海外では10万kmどころか20万kmの走行距離があっても大きな問題にはなりません。

年式も同じです。日本ではほとんど見かけなくなった年式の車が、海外では現役で普通に道路を走っています。だから日本では見向きもされないような中古車でも、海外では喉から手が出るほど欲しい車になっている可能性があります。

しかし何処の業者が海外に販売ルートを持っているかは、看板を見ただけでは判断がつきません。

そこで利用したいのが、一括査定サイトです。一括査定サイトを利用すれば、一度に複数の業者から見積が来ます。複数の業者の中から最も高値をつけた所に売れば、かなりの金額で買い取ってもらえるはずです。

まとめ

車の査定額は、年式や走行距離が大きく関係します。しかし実際に査定する場合は、年式や走行距離だけでなく車の状態全体で判断されます。だからどんなに年式が古い車でも、車の状態が良ければ高値がつく可能性はあります。ただし走行距離が短い場合でも、車の状態が悪ければ安値がついてしまうので要注意です。

車は「売りたい」とおもったその時が売り時です。走行距離・年式だけにとらわれず、取りあえずは一度査定だけでも受けてみては如何でしょうか?

管理人おすすめ一括査定サイトランキング

ユーカーパック
最大2000社以上から見積りが取れる!!ユーカーパックはお客さんと買取業者の仲介サービスを行っている業者です。

一括査定に申込むと色々な業者からの連絡と、その都度査定をしなきゃいけないのですが、ユーカーパックなら査定はたった1度だけでOKです。査定が完了したら、査定情報を元に業者が入札していく新システムになっています。

ユーカーパック公式サイト オンライン予約 評価
公式サイトはこちらから いますぐ査定を予約する



楽天オート
楽天オートはここ2,3年で急成長してきている一括査定サイトになります。楽天オートでは複数社に一括査定が出来るだけではなく、楽天オートを利用するだけで楽天ポイントが貯まります。

まず、申込みをすると5ポイントで、成約までいくと1500ポイントが貰えます。因みに一括査定でポイントが貰えるのは楽天のみになります。
楽天をよくご利用される方にオススメです。

楽天オート公式サイト オンライン予約 評価
公式サイトはこちらから いますぐ査定を予約する


一括査定.com
一括査定.comはJADRI(ジャドリ)の厳しい審査を通過した優良業者のみが約50社登録されています。

査定を行う全ての業者が優良業者ですので、トラブルも少なく、あなたのリスクを最小限に減らし、安心してご利用頂けます。ただ、これまで紹介してきた業者と違い、買取査定業者を選べないということろが少し残念です。

一括査定.com公式サイト オンライン予約 評価
公式サイトはこちらから いますぐ査定を予約する


車査定比較.com
車査定比較.comでは、サポート体制がしっかりしており、買取相場がすぐ分かるというところが良いですね。登録業者は200社以上と上位にいる査定サイトと比べると少なく感じますが、200社以上というのは、車一括査定サイトの中でも比較的多いサイトになります。

登録されている業者も主に皆さんがよく知っている大手の買取業者が登録していますので安心してご利用ください。

車査定比較.com公式サイト オンライン予約 評価
公式サイトはこちらから いますぐ査定を予約する

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする